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山梨県県立美術館から地元出身の作家がつくった工芸品を盗んだとして、39歳の男が逮捕されました。
男が消防点検のすきに収蔵庫から盗んだということです。
容疑者の男は8月、山梨県立美術館の収蔵庫から時価およそ60万円のメノウでできた工芸品1個を盗んだ疑いがもたれています。
盗まれたのは、地元出身の作家・宅間正一さんが1980年に制作した縦6.3センチ、横12.3センチ、高さ1,5センチの平香炉「かれい」です。
警察によりますと、容疑者の男は当時、消防設備を点検する会社に勤めていて、美術館の定期点検で出入りした際にすきを見て盗んだということです。
容疑者の男は、別の窃盗事件で逮捕・起訴されていて、男の所有する車を捜索した際に、木箱に入った状態の香炉が見つかり発覚しました。
取り調べに対し、容疑者の男は、「収蔵庫から盗んだのは間違いない」と容疑を認めています。
<YAHOOニュース 2022年10月27日 16:24配信>より
山梨県立美術館は、一万点を超える収蔵品をもおっており、ミレーの「落ち穂拾い」や「種をまく」など著名な作品も数多く所有しています。
今回盗難に遭った工芸品については、幸いにも転売されず、容疑者の車から見つかったので、
無事元の美術館にもどるのでしょう。
容疑者の男は別のマンションの消防点検の際に、同様の手口で住人の部屋から高級腕時計を容疑で逮捕されていたとのことです。
盗難事件の場合、外部からの侵入者によるもの、内部犯行によるもの、出入り業者によるものがあり、今回は出入り業者によるものという結果となりました。
お互いに信頼関係で仕事の受・発注が行われていたわけですが、このような事件を起こしてしまうと、信頼関係も崩れてしまいます。一度失われた信用を取り戻すのは大変なことです。
今までの関係は少しずつ積み重ねてきたものと想像します。
今回は容疑者の車内で盗品が発見されたということは、美術館側では把握していなかったということになります。展示品ではなく、収蔵庫から箱ごと持ち出され、さらに箱も小さかったために気付かれにくかったのだと思います。
防犯カメラを設置する理由として、外部からの侵入者の犯行現場を記録するというのはもちろんですが、内部犯行を防止するために設置を要望されるケースも非常に多いです。
ここで、スタッフからすると、「我々従業員を信用していないのか!」と怒り出してしまう場合があります。
でも、実は逆なのです。信頼するからこそ、疑わないためにカメラを設置するのです。スタッフの身の潔白を証明するために必要になるのです。という風に考えれば、スタッフの身の安全も見守ってもらえるものになります。
出入り業者の場合も同じです。信頼関係のために、必ず記録する必要があるのです。
カメラは単純にその場であった事を忠実にウソ・偽りなく映し出すだけのものです。
それらをどう使うのかは、我々人間の役目です。
犯罪者を作らないためにも、防犯対策は必要なのです。
山梨県内で相次いだ桃の窃盗事件で、警察は、来月にも別の果実窃盗で逮捕、起訴されているベトナム国籍の2人を再逮捕する方針を固めました。
再逮捕されるのは、群馬県伊勢崎市のベトナム国籍の40歳と25歳の男2人。捜査関係者によると、2人は今年7月、山梨市牧丘町と下神内川の畑から収穫前の桃約1500個を盗んだ疑いです。
2人は茨城県と埼玉県で大量のナシを盗んだとして逮捕されていて、調べに対し「ナシや桃はSNSで売った」などと話しているといいます。
山梨県内でも6月中旬以降、桃やブドウなどの果実盗難が相次いでいて、一部の防犯カメラに2人の姿が映るなどしていたことから警察が関与を調べていました。
<YAHOOニュース 2022年10月26日 19:27配信>より
窃盗犯は、大量の梨を盗んだことで逮捕、起訴されていました。調べを進めるうちに、防犯カメラの映像から、余罪が判明したということで、常習犯である疑いも出てきました。
近年農作物盗難被害は年々増加の一途を辿っています。
作物の種類にもよりますが、果樹園は広大な土地で作業するため、目が届きにくいのが狙われる一番の理由です。電源がないところも多く、夜になると真っ暗になり、人目に付きにくいのも犯罪者にとっては好都合になります。
農作物も開発が進み、ブランド化することによって市場価格も価値が上がってきたことで益々ターゲットとして目をつけられています。
ネットの普及に伴って、転売もいろいろなオークションがあり、さらに簡単に換金ができるようになりました。
今年は様々な生活必需品が値上げラッシュとなりましたので、少しでも安く買い物をしようとする消費者が、増えているのも背景にあるのではないでしょうか。
一般的に、農場の防犯というと、カメラを連想される方が多いでしょう。
今回の逮捕に至った過程でカメラの記録映像が捜査の手助けをしてくれました。
問題点としては、敷地が広いとカメラの台数がかなりの数必要になります。
電源の問題、配線工事も考えなくてはいけません。
物理的にフェンスで農場を囲うことも効果があると考えられますが、初期投資が大きくのしかかります。しかし、一度目をつけられてしまうと、繰り返し盗難に遭ってしまう可能性が高いです。
人的対策で見回りするのが、費用も掛からずベターであるといわれています。
但し、四六時中ずっと付きっ切りというわけにはいきません。
設備として用意するのであれば、人が来た時にライトが点灯する、センサーライトは設置したほうが良いでしょう。
電源のないところでも、ソーラーパネル式のセンサーライトもあります。
LCL-31SL
犯罪者は見つからないように、暗闇に紛れて犯行に及びます。人に見られないように注意深く作業しますので、周囲を明るく照らす、大きな音を鳴らして威嚇するなどが、非常に効果的です。
電源が取れればカメラも含めた防犯設備も完備できます。
お金をかける前に、犯罪者に対して、防犯意識が高いと思わせることから始めましょう。
上記のような照明と、パトロールをまめに行っていることを知らしめるような看板があれば犯行を思いとどまらせることができます。
東京、埼玉、千葉、茨城の1都3県で盗みを繰り返したとして、埼玉県警は21日、会社員の男を建造物侵入や窃盗の疑いで逮捕、送検したと発表しました。
2016年1月~今年5月の間に首都圏で起きた約140の窃盗事件(被害総額約2200万円)に関与した疑いが持たれています。
この男は、容疑を認め、犯行の際の「独自ルール」を供述しています。
容疑者の男の供述によりますと、
①民家侵入時は住民に気づかれるのを避けるため、窓を割らず無施錠の家を狙う
②事務所や店舗の窓を割る際は現場で調達した工具を使う
③工具はすぐに捨てる
④捜査車両のような車を見かけたら盗みを休む
などの「ルール」を設けていたといいます。
県警は、こうした供述が防犯対策に役立つとみており、詳しく事情を聴いています。
捜査3課によりますと、容疑者の男は1都3県で、民家や会社事務所、保育園などへの侵入を繰り返し、現金のほか、財布やバッグなどを盗んだ疑いがあります。
防犯カメラの映像などで犯行を裏付けられました。主に無施錠の民家を狙い、住民が寝静まった深夜に忍び込んでいたとみられています。
容疑について「間違いない」と認め、「遊興費や生活費欲しさのため盗んだ」と供述しています。
<朝日新聞デジタル 2022年10月21日 18:00配信>より
窃盗には大きく分けて二つ種類に分かれます。
一つは、「侵入盗」読んで字のごとく、建物に忍び込んでものを盗む犯罪。
もう一つは「非侵入盗」です。「侵入盗」に該当しないものを指します。
自転車盗や、自動販売機荒らし、車上狙い等がこれに当たります。中でも、ひったくり、すり、自動車盗は重要窃盗犯になり、侵入盗は同じく重要窃盗犯になります。
今回逮捕された会社員の供述から、3点の独自ルールが判明しました。
当たり前ですが、この3つは捕まらないために考えらてたものです。
また、犯行時間を短くするといったことも考えられています。無施錠の家を狙うということは侵入する際にこじ開けるという作業を省略することによって、時短にもつながり、また、見つかったときにも言い訳ができるといったことにもなります。
窓、扉を施錠するという常識的なことで、侵入窃盗犯にターゲットから外させる効果があるということになります。
福岡市で高級車「レクサスLX」が盗まれる事件があり、現場に出入りする犯行グループの車をとらえた防犯カメラの映像を独自に入手しました。
警察によりますと、10月15日、午前1時半過ぎ、福岡市中央区の駐車場で、会社役員の男性が所有する1,200万円相当の「レクサスLX」が盗まれました。
犯行現場となった駐車場に、犯行時刻ごろ、銀色のセダンが入ってきます。
その後、不審な動きに気づいた通報者が、現場に駆け寄ります。
目撃した通報者の話で、「レクサスの左前がこじ開けられていて。格好が覆面っていうんですかね。3人はいたんじゃないかなと思います」
そして、わずか3分後、施錠されていたはずの白いレクサスが駐車場から動き出し、セダンとともに走り去りました。
警察は、車の配線に直結してロックを解除する「CANインベーダー」と呼ばれる機器が犯行に使われた可能性が高いとみて捜査しています。
<テレビ西日本 2022年10月19日11:49配信>より
先ごろ発表されました盗難被害にあう車種ランキング(2018年)で、第1位がプリウス、第2位がランドクルーザー、第3位ハイエース、第4位レクサスという結果となり、上位全てトヨタ製の車となっています。市場にも多く出回っており、また、海外でも人気が高いため、転売しやすいといった理由が一番ではないでしょうか。
車両盗難の手法はその対策とイタチごっこです。新たな手口が見つかると、メーカーが対策し、犯罪者はさらに対策を破るものを開発する、といった具合に完全な対策は難しいと思います。
今回のように、防犯カメラが設置されているため、顔を隠すために覆面をかぶり、覆面でうろうろしたために通報者が現場に駆け寄りましたが、結果的に車両は盗まれてしまいました。
残念ながら、防犯カメラは防犯にならなかった事例です。
盗難を企てた犯罪者も、1,400万円の高級車を盗むのは多少のリスクもあると感じているはずです。
車を所有するということはある意味ステータス、自己表現の一種でもあります。購入する際にはいろいろな種類の中から自分が気に入ったものを他の比較し、絞り込んでその時の一番好きなものを選択しているはずです。
思い入れももちろんありますし、その車を使った思い出なんかもあるかもしれません。
なので、盗難に遭った人は悔しく、悲しい思いをします。
そんな思いをしないためにも、物理的な防御は必須です。
最新の車は正式な鍵(最近はキーレスが主流になりつつありますが)がないと、アラームが鳴ったり、燃料をカットするので、エンジンがかからなかったりしますが、コンピュータ制御であることを逆手に取った手口も増えてきています。
コインパーキングにあるような、物理的に車を動かせないような車止めなどを使って、車自体を動かせないようにするなど、2重3重にセキュリティをかける必要性が出てきています。
犯罪者からの車両盗難は、メーカーだけでは防ぐのは難しいことのようにも思います。
カメラにできることは、犯罪手口を記録し、新しい手口に対する対策の参考としての資料の為だけなのでしょうか。状況証拠として映像が使われることはあっても、残念ながら決定的な証拠にならないです。
今後もっとカメラの設置台数が増えると、犯人を追跡することも出来ると思いますが、現在の設置台数では厳しいです。
車の所有者だけでなく、一人一人が犯罪させないという強い気持ちを持ち続けなければなりません。みんなで協力して犯罪のない世界を作っていきましょう。
会員制交流サイト(SNS)で知り合った福島県在住の16歳が誘拐された事件で、未成年者誘拐の疑いで逮捕された大阪在住会社員の男が、誘い出した少女と2人で歩く様子がJR東京駅など都内の複数の防犯カメラに記録されていたことが28日、警察などへの取材で分かりました。2人は都内で会った後に、男が住む大阪市内へ向かったとみられます。
警察などによりますと、少女は17日から行方が分からなくなっており、保護者が20日に「子どもが帰宅しない」と警察に届け出ました。福島警察署などは県外に出たとみられる少女が写る防犯カメラ映像を分析するなどして足取りを追い、27日に大阪市内で2人を発見、少女を保護しました。少女にけがはありませんでした。同署は県警捜査1課、少年女性安全対策課と捜査しました。
<YAHOOニュース 2022年9月29日配信>より
行方不明になった少女が防犯カメラに映像が残って、東京から大阪まで移動したことがわかり、無事に保護されました。
東京駅や大阪駅は人通りも多く、防犯カメラに残っていた少女の足取りを辿ることはそう簡単ではなかったと思います。しかし、カメラさえついてなければ、見当り捜査しかないので、こんなに短時間に解決にはならなかったのではないでしょうか。
カメラが設置されていて捜査にかかる時間は飛躍的に短縮されました。各地で街頭防犯カメラの設置が進み、台数的にもどんどん増えてきて、死角も減ってきています。
その代わりに、捜査担当者は数多くの防犯カメラ映像を再生して見なければなりません。
イギリスや中国のようにAIカメラで顔認証が可能なものであれば、人が映像を見なくても全国の記録画像から抽出が可能になるともっと操作時間は短縮されます。
その代わりに、プライバシーの保護が問題となってきます。
セキュリティと利便性はお互い相反する事柄なので、最も良いバランスで構築しなければなりません。情報の取扱いについては慎重に議論する必要もあり、今後の大きな課題となります。
子どもを犯罪から守ることは、未来の我が国を守ることにもなります。地域で大切な宝物を守っていきましょう。
2022年9月8日(木)、イギリスのエリザベス女王が96歳で亡くなりました。女王は、6日に保守党の党首に選出されたトラス氏を、イギリスの新しい首相に任命したところでした。本来であれば、ロンドンのバッキンガム宮殿で、任命を行うのですが、エリザベス女王が歩くのが困難なため、静養先のパルモラル城で行われました。
亡くなるギリギリまで公務を行い、任務を全うされ旅立たれたのだと思います。
25歳で女王に即位され、激動の時代をその目で見てこられ、在位70年と、とてつもなく長い間君主として英国民に慕われました。
16日から19日の国葬までの間、弔問に訪れたのは75万人以上にも上ります。国葬には200もの国々の世界の要人500人が参加しました。みんなから愛され、尊敬されていました。心よりご冥福をお祈りいたします。
様々なイベントも大きなトラブルなく終わりました。ロンドンは防犯カメラの先進地域でもあります。
世界中で一番防犯カメラが設置されているのは中国です。北京は115万台ものカメラが設置されていて、台数としては世界1位です。
続いては上海。上海には100万台のカメラが設置されています。ロンドンはその次、69万台が設置されています。
人口は、北京が2,188万人、上海2,250万人ですが、ロンドンは900万人です。
100人当りの防犯カメラの台数はロンドンが7台と、世界一を誇ります。ちなみに北京は100人当り5台、上海は4台となっています。
東京は、1,400万人に対して、4万台と、100人当たりの台数は0.2台と断トツに少なく感じます。
カメラの技術も進歩し、顔認証システムと連動したもの次々と世に送り出されています。
犯罪者を特定したり、行方不明者を捜索したりする際には非常に便利で、操作の切り札にもなり
得ます。
しかし、いま欧米を中心に個人情報の観点から防犯カメラの在り方について議論が進んでいます。
顔認証の精度が高くなると、何時、誰が、何処へ存在していたのかというプライバシーが丸裸になり得ます。
画像の取扱に関する取り決めが極めて重要になります。法的な整備も整えなければなりません。
日本で防犯カメラの台数が諸外国に比べると少ないのはそういった理由もあります。
たとえ犯罪を犯してしまったとしても、人権は尊重されるのが日本の良い所でもあります。
中国のように管理社会にはできない部分も多々あります。
ロンドンや北京はテロや路上犯罪を防止するために、防犯カメラの映像をリアルタイムで集中監視していますが、日本では、どちらかというと事件が起こった後に、記録された画像を確認に使用されているといったイメージです。
このように防犯カメラは国によってとらえられ方が異なります。中国では国家的にカメラを使用して監視を行っています。日本ではそこまでされていないので、自分の身はある程度自分で守らなければなりません。
カメラを取付けるときには、どのような場所にカメラがあれば犯罪者が嫌がるのか、という観点で場所を選定することも大切です。もちろんカメラを設置していることも大々的にアピールするという事も抑止につながります。
山梨県内で果実の盗難が相次ぐ中、韮崎市の畑でブドウが持ち去られる瞬間を防犯カメラが捉えていました。
ブドウ畑に現れた女性とみられる人物。はさみのようなものを使い、袋に入ったブドウを次々と切り取って箱に入れていきます。
被害に遭った農家によりますと、わずか1分ほどの間に、約30房のシャインマスカットが持ち去られたといいます。
映像は、韮崎市内のブドウ畑で、9月11日18時半過ぎに撮影されました。被害に遭った農家によりますと、映っている人物とは面識がなく、発覚を免れるためか、間引くように切り取られていたといいます。
被害に遭った農家は、被害届とともにこの映像を警察に提出していて、警察はこの人物がブドウの盗難に関係しているとみて調べています。
<YAHOOニュース 2022年9月15日 18:29配信>より
実りの季節、食欲の秋を迎え、旬のフルーツの出荷が最盛期を迎えようとしています。生産者の方々は、手塩に育てた作物を収穫することで、今までの苦労が報われる時期でもあります。
自然が相手なので、今年のような猛暑や、最近の線状降水帯で常識外れの豪雨などなど、心配事も多いです。また、害虫や病気なども作物の生育に大きく影響を与えます。
そんな丹精込めて作られた大切な農作物が盗難に遭うということは、非常に残念なことで、生産者の皆様の怒りも想像以上でしょう。モチベーションも大きく下がり、下手をすると農業意欲迄失うことにもつながります。
では、なぜ盗まれるのでしょうか。
一つには、簡単に侵入出来てしまい、短時間で犯行を終えられるからです。このニュースの事例でも、僅か1分で30房が持ち去られています。
果樹園などは敷地が広く、すべてを囲うような策を作ることが困難です。工場であれば、建物があり、出入り口、窓などの開口部を対策することで侵入防止対策をすることができます。
屋外の果樹園はどこからでも入る事ができる場所が多いです。
また、敷地が広いことで、目が届きにくくなります。いくら数分で犯行を終えるとはいえ、生産者が居て、見られているとことで盗難は考えにくいです。
しかし、24時間ずっと見守ることは困難です。監視カメラをつけても、盗難に遭った後から確認することになり、被害を未然に防ぐことにはなりません。
一番の対策は、入りにくい環境を作ることです。本来は敷地境界線を明確にして、物理的に囲いをすることが最も重要なことです。そして、その囲いを乗り越える前に、近づいた時点で、侵入者に対して「ここには侵入してはいけない」と思わせることです。
犯罪者は、人の目を嫌がります。監視カメラも人の目の代わりにはなりますが、即座に侵入してはいけないと思わせることが困難です。
そこで、声や警報音で撃退するという方法が考えられます。水田の鳥よけの空砲なものでも十分に効果はあります。音声で「警備中」や「通報中」などのメッセージも効果的です。
大切なのは、侵入する前にこのような対策を取ることです。
犯罪者は防犯意識の高いところは避けて、簡単に犯行を行えるような場所を狙います。
如何に防犯意識が高いかを見せつけるということが大事です。
暗がりを作らない、人が常駐しているように見せる、なども非常に効果があります。
フェンス、カメラ、センサーなどは費用も掛かります。
費用をかける前にまだまだやれることもあるはずです。
そのうえで、防犯対策を行うことで盗難被害をなくせます。
20代女性宅に侵入し下着を2枚盗んだとして46歳の男が逮捕されました。
住居侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、北海道に住む会社員の男です。
男は7月14日午前10時30分ごろ、知人の20代女性の自宅に侵入し女性用下着2枚を盗んだ疑いが持たれています。
警察によりますと、女性は2020年ごろから下着がなくなっていることに気づき、自宅の部屋に防犯カメラを設置。
14日にカメラを確認したところ、男が下着を盗んでいる様子が映っていたということです。
女性が警察に通報し、20日に男が逮捕されました。
調べに対して男は「私がやったことに間違いないです。悪いことだと分かっていましたが、被害者の部屋に入り込んで下着などを盗むことがやめられなくなった」などと話しています。
男は女性宅の合鍵を持っていたということで、警察は余罪もあるとみて詳しく調べています。
<YAHOOニュース 2022年7月21日 17:30配信>より
自分の留守中に他人が部屋に入って、物を盗むということを想像するだけでも恐ろしいです。
もし鉢合わせしたら、激情して、傷害事件になる恐れもあります。出くわさなくて良かったのかも知れません。
女性は、約2年前から下着が無くなっていたことに気付いて、カメラを設置したということでしたが、早めの対策が功を奏したのではないでしょうか。少しでも「あれ?おかしいな」と思うようなことがあれば、「まあいいや」ではなく、すぐに何らかの処置を講じることが、被害を最小限にとどめる最善の方法です。
部屋内にカメラをつけるのは、犯行の瞬間を撮影するための方法です。玄関先に設置していれば、部屋内に入る事をためらったかもしれません。防犯カメラ設置中や、監視カメラ録画中といったステッカーも心理的な抑制の役割をしますので、併用すると更に効果的です。
カメラの役割は大きく分けて2つです。一つは犯行の決定的瞬間をとらえる、いわゆる監視カメラです。どのような手法で犯行に及んだのかという記録を残し、犯人を特定する証拠を残すという働きです。犯人逮捕に寄与する重要な役割です。年々検挙率が上がっているのは、街頭防犯カメラをはじめとする監視カメラの設置数が増えたことも要因の一つとして挙げられます。
もう一つは、カメラが見ているから犯罪行為はやめようと思わせる、抑止の意味を持たせたものです。犯罪者が、「あ、カメラに見られたから、ここには侵入出来ない」と思わせるものです。
犯罪を防ぐ、防犯カメラです。犯罪者を作らないという意味にもなります。
役割は違えど、どちらもカメラです。犯人逮捕には、目立たないカメラが向いているでしょう。
防犯には目立って威圧的な外観が向いています。人感ライトや、人感スピーカーなどと組み合わせると、さらに効果は抜群です。
様々な機械を適材適所に選択し、取り付け方法にもノウハウが要求されます。
映像がきれいに映るだけではなく、外観も含めた機能をフル活用した取り付けが望まれます。
ヒントは犯罪者目線です。自分が「見られたらいやだ」と感じるような場所に設置することです。
出来れば、被害にあう前に早めの対策を検討しましょう。
安倍晋三元首相が街頭演説中に撃たれて殺害された事件で、殺人容疑で送検された容疑者の男が「事件前日に銃弾を撃ち込んだ」と供述している奈良市内の宗教団体関連施設付近の民家の防犯カメラに、発砲音のような音が記録されていたことが分かりました。近くの別の防犯カメラには同時刻ごろ、容疑者の車と似た車両が映っており、奈良県警は容疑者の男による発砲音の可能性があるとみて調べています。
防犯カメラは、宗教法人「世界平和統一家庭連合」の関連施設が入る奈良市内の建物から約130メートル離れた民家に3台設置されていました。映像にはいずれも事件前日の7日午前4時2分、「バーン」という音が記録されていました。県警も内容を把握しているといいます。
この民家に住む男性は「聞いたことのないような大きな音だった。発砲音ではないか。近所で撃っていたのだとすると、物騒でこわい」と話しました。
<gooニュース 2022年7月14日 配信>より
衝撃のニュースからちょうど1週間が経過しました。現代の日本でこのような事件が起こるなど想像もしていなかったので、驚きました。容疑者が現行犯逮捕されたので、徐々に事件の背景や容疑者の人物像などが浮き彫りにされてきました。
この時にもし容疑者が発報しているとことを見つかって、警察に捕まっていれば、殺害事件も起きていなかったのでは?とふと考えます。
全く知らない場所での事件でも衝撃なのに、縁のあるよく知る場所で起きた事件だったので、何とも言えない気分にありました。
アメリカでこのところ銃乱射事件が相次いで起きています。無差別殺傷事件は恐ろしいと思いますが、それよりもアメリカの「銃を持つ自由」という考え方の方がもっと恐ろしいです。
日本では銃規制があり、取得することも難しく、また、保管することも厳しく制限されています。
なので、少しは安心していましたが、手作りの銃でこのような事件が起こってしまっては、今後模倣犯が現れるかもしれません。もしかするとお手製の銃を使用した無差別殺人事件だって起きる恐れはあります。
今後は、銃声のような大きな音や、弾痕のようなものを見かけたら、警察に通報し、できる限り警戒するようにしたいです。
150mも離れた場所に、設置された防犯カメラに、音も記録されていたということは、かなりの範囲で音を聞いていた人がいたのではないでしょうか。
技術が進み防犯カメラ人AIが搭載され、映像だけでなく、銃声や叫び声を独自で判断しアラームを出すような機器が開発されると、事件の詳細をもっと早くに把握でき、犯罪が起こる前に対処できるような、本物の「防犯カメラ」になります。
既に顔認証機能に加え、男女、年齢、感情を検知するソフトが存在しています。
マーケティングに利用しようとする動きも出てきています。もう一歩進んで、事件を起こそうとしている顔を判断してくれると、犯罪者にとって住み難い世の中になりますね。
犯罪者が住みにくい場所 →安全のある安心な場所となります。
そのためには、地域のコミュニティが欠かせません。みんなで安全のある安心な場所を作り上げていきましょう。
7月6日夜、高知県南国市の国道で、自転車に乗っていた男性を車ではねてけがをさせ、その場から逃走した疑いで、男が逮捕されました。事件直前とみられる自転車と車を、近くの防犯カメラが捉えていました。
7月6日午後11時すぎ、南国市の国道195号を捉えた防犯カメラの映像です。暗闇の中を自転車が走っていった直後…黒の軽乗用車が走り抜けていきました。自転車はこの後、軽乗用車にはねられたとみられ、軽乗用車は逃走しました。
南国警察署の調べによりますと、事件の直後、はねられた60代の男性が通報しました。現場には、逃げた車の物とみられる“パーツ”が落ちていたということです。そのおよそ30分後、今度は容疑者の男から、「電柱にぶつかった」と通報がありました。容疑者がいた場所は、元の現場から1.2キロほど離れていて、電柱にぶつかった形跡はなかったということです。その後の捜査で、「容疑者の車と男性がはねられた現場に落ちていた車のパーツが一致」したことなどが分かり、警察が容疑者を逮捕しました。男性は右足の甲の骨を折る重傷ですが、命に別状はないということです。調べに対し容疑者は「間違いありません」と容疑を認める供述をしているということです。
<YAHOOニュース 2022年7月7日 18:16配信>より
車と自転車で接触事故を起こすと、ほぼ間違いなく自転車の人が怪我を負い、自動車が壊れますが、運転手がけがをすることはありません。
ということで、車は使い方によっては凶器になってしまうのです。ハサミや包丁と同様、正しく用法守らないと、命を奪ってしまうものになり得ます。
しかし、同様に自転車もまた加害者になり得るものです。ガソリンなどの燃料もいらず、ヘルメット着用義務も無ければ、免許証も必要ない便利な乗り物ですが、スピードはかなり出ます。
自動車と同様に歩行者と接触し、死亡事故を起こす可能性だってあるのです。
自転車と車の交通事故はどうして起きるのでしょうか?
自転車、車共にお互いの存在を意識し、交通ルールを順守し、譲り合いの精神をもって、安全運転していれば、事故は起きないはずです。
今回の事故の原因も詳しくはわからないですが、双方が互いに気を付けて相手を認識していれば起こらなかったのではないでしょうか。
いずれにしても、事故を起こしてしまっては、怪我もするし、お金もかかります。無駄な時間も多くかかってしまうので、事故はしないようにしたいものです。
防犯カメラが町中に設置されているので、事故の瞬間の画像はニュースでも多く見ることができます。また、ドライブレコーダーも普及してきましたので、事故の起こる原因もはっきりと残るようになりました。
これから、AIの技術が進歩していくと、事故現場の画像を解析し、事故の起こる要因・原因を分析し、事故の起こりにくい道路の作り方や、自動運転時に事故を起こさないようにする制御が進んでいくと、歩行者にとっても自転車にとっても安全が担保されるのではないでしょうか。
そんな未来が早く来るといいですね。