東海道新幹線で2015年6月30日に発生した車両放火火災事件に伴い、各JR新幹線(東日本・東海・西日本など)で今後防犯カメラの増備・強化を実施するニュースがありました。
新幹線は駅間の走行時間が長く、駅間も離れているので、何か問題が発生しても途中に停車して応援を呼ぶことも難しいと思います。問題発生時には乗務員が対処しなくてはなりません。このような問題解決の為に、近年の新幹線車両には防犯カメラが徐々に設置されるようになったのではないかと思います。
しかし、今回このような事件が発生し、乗客に被害者まで出てしまってはJR各社も対策を考えなければならなかったのだと思います。
内容的には、従来は新幹線車両の通路を防犯カメラで監視するだけでありましたが、客室内も防犯カメラで監視するために順次増備する予定だそうです。
JR各社も通路はともかく、客室内を監視することは、乗客のプライバシーの問題になる為、なかなか実施することは難しかったのではないかと思います。
でも、このような事件が発生してしまった以上、乗客のプライバシーには十分注意をして増備するのではないかと思います。
防犯カメラを取り扱っている当社としてどのような防犯カメラが設置されるのか非常に興味があります。
JR側としては細かいところまで詳細に撮影・記録できるフルHD画質の防犯カメラを設置したいところですが、乗客側としては細かいところまで撮影・記録されるフルHD画質には抵抗感があります。その点をどのように解決するのか考えなければならないと思います。
又、撮影された記録映像の管理についても厳重にしないとならないのではないかと思います。
(闇ルートなどに漏洩されてインターネットサイトに公開されてしまう可能性もあります。)
このような問題が発生しないように十分注意をする必要があるのではないかと思います。
どちらにしても防犯カメラ設置による威嚇が効果を発揮することを願います。