この時期でないと体験できない事沢山。
3月になりました。急に温かくなったり、その翌日にはまた急激な寒波が来たりと体の温度調整機能が壊れてしまいそうな天候です。
全国津々浦々高校で卒業式が執り行われています。今年の卒業生は、新型コロナに翻弄された高校時代を送った人たちです。2020年の4月に入学をした生徒たち。
この年の2月末に全国の小中高校に臨時休校が要請されました。
スタートからガッツリ新型コロナに影響されています。
その後はリモート授業となり、登校も出来ず、友達と遊びに行こうにも、遊園地やカラオケボックス、映画館、ボーリング場、喫茶店等の遊戯施設・食堂も全て営業自粛でどこにも行けないという状況が続いていました。高校野球でさえ、中止となった年もありました。
やっと様々な規制が緩和・解除されてきましたが、マスクの着用は継続していました。
今回の卒業式に関しては、マスク着用は学校の個別の判断に任せるとの政府の発表があり、学校側では一部混乱も見られました。
もちろん大半の生徒はマスクをしていました。これから大学入試を控えている大事な時期でもあります。仕方がないと言えば仕方がないです。
ニュースでインタビューに答えていた卒業生の一言がすごく印象に残っています。
それは、「初めて同級生の顔を見ました。嬉しかったです」本当に素直な感想です。たった3年間ですが、人生に中で高校生活は一度しかありません。一生の友達が出来るのも、この頃かも知れません。
高校時代には、嫌な事、辛い事もあります。楽しい事ばかりではない、理不尽に感じるようなことも沢山あります。でも、この一言で、高校時代の良い思い出が出来たような気がして、なんだかほっとした気分でした。
その反面、令和4年度の児童生徒の自殺者数は過去最多を更新し、512人となりました。中でも高校生が352人を占めており、これも過去最多です。若い人たちに、今の世の中が、希望をもたらすことができなかったのが非常に残念でなりません。亡くなられた方皆さんのご冥福をお祈りします。