長引くコロナ禍で失業、倒産など良いニュースが少なく、生活困窮者が増えていることが容易に想像される今、犯罪も比例して増加傾向にあると思われますが、コロナ禍の影響だけではなく、災害による復興の遅れも対策が急がれる事かと思います。
生活困窮から犯罪に手を染めてしまうような悲しい事態は絶対に避けなければなりません。
悪い影響から自身の内側に意識が向けば、鬱などの精神面への悪影響が心配です。
自身の外側に意識が向けば、万引きや窃盗、強盗、放火、わいせつ行為など暴力的な行為に及ぶ可能性が高くなります。
日毎の食事にも困るようになると目の前の数千円のために人家へ侵入し、殺人に及ぶ事もあるでしょう。神社の賽銭泥棒が増えているのも当たり前です。
京都市上京区に「食後30分間の皿洗いで1食無料のサービス」で知られた「餃子の王将」出町店が惜しまれながら閉店しましたが、閉店を知ったかつての困窮者や苦学生達が感謝を伝えるために、遠方からかけつけたようです。
日本各地にお地蔵さまがありますが、お地蔵さまにお供えしてあるものは、余裕のある人や信心深い人が喜捨してお供えし、徳を積む、といったことが古くからされていました。
事情があり、困って食べたい人が食べられるようにお地蔵さまにお供えされます。
お供えものを食べた人も、いつか余裕ができた時に、お地蔵さまに感謝のお礼としてお供えされて恩返しをするといった良い循環が生まれます。
日本には「おたがいさま」や「もったいない」など素晴らしい概念があります。
コロナに罹ってしまった人を見つけ出すのではなく、「おたがいさま」の気持ちをもってこの殺伐として時代を力を合わせて乗り越えたいものです。
一部の寺社には慈悲の心で賽銭泥棒を見逃している所もあるようですが、
見て見ぬふりをするのではなく、犯罪に手を染めさせないための対策をされる事をおすすめ致します。
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