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岡山城に傷をつけた男を逮捕

文化財保護法違反などの疑いで再逮捕されたのは、愛知県の男で、1月13日から18日までの間、岡山城で、国指定の重要文化財の月見櫓(やぐら)など、あわせて30カ所に線状の傷をつけた疑いが持たれています。

容疑者の男は1月23日、岡山市内で車に傷をつけ、現行犯逮捕されていて、防犯カメラの映像などから、今回の犯行が特定されました。

容疑者の男は、「まったく知りません」と容疑を否認しているが、同様の被害にあった、高知城、松山城、福山城を訪問したとみられる画像が携帯電話に残っていたということで、警察が余罪を追及しています。

< 岡山放送 2021年2月2日 火曜 午後6:53放映 >より


この容疑者の男は、犯行を否定しているので、理由はわかりませんが、車に傷をつけたのは現行犯逮捕だったので間違いないと思います。

文化財というのは、我が国の長い歴史の中で生まれ,はぐくまれ,今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産です。このため国は,文化財保護法に基づき重要なものを国宝,重要文化財,史跡,名勝,天然記念物等として指定,選定,登録し,現状変更や輸出などについて一定の制限を課す一方,保存修理や防災施設の設置,史跡等の公有化等に対し補助を行うことにより,文化財の保存を図っています。また,文化財の公開施設の整備に対し補助を行ったり,展覧会などによる文化財の鑑賞機会の拡大を図ったりするなど文化財の活用のための措置も講じています。

さらに,我が国を代表する文化遺産の中から顕著な普遍的価値を有するものをユネスコに推薦し,世界文化遺産への登録を推進しています。(文化庁ホームページより引用)

過去をさかのぼり、先人たちが作り出してきた建造物や伝統は、現在はあくまでも未来へ残していく通過点にすぎません。その時に大事にして残していくことが先人たちに対する尊敬と感謝であり、子孫への義務でもあります。時間が経過するにつれ、傷がつくのは致し方ないと思いますが、訳もなく傷をつけるというのは犯罪行為です。監視カメラの映像により、容疑者が特定さてましたが、傷は戻ることはありません。このようなニュースを見ると残念でなりません。
この犯罪行為が未然に防ぐことが出来たなら…


私どもセキュリティハウスは、防犯カメラだけでは犯罪は防ぐことが出来ないというのが持論です。犯罪者が犯行に及ぶことが困難な環境づくりを構築する事こそ真の防犯であります。
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