福島県庁内の駐車場で男性県議の乗用車が車上荒らし被害に遭ったことを受け、県は17日、敷地内の防犯カメラ増設などの対策を講じることを決めました。県庁の防犯対策を巡っては、2019年9月に本庁舎の大型ガラス3枚が割られた事件を受け強化を図っていた経緯がありました。
車上荒らしは、本庁舎東側の駐車場で15日夜から16日朝にかけて発生しました。ガラス破壊を受けた体制強化では、庁舎入り口などに防犯カメラ12台、センサーライト21台を設置しましたが、今回事故のあった駐車場は死角となっていました。
今回は、追加対策として駐車場が写る場所に防犯カメラ2台、センサーライト2台を設置するということです。警備員の巡回頻度も増やします。県は「なるべく早く追加導入を完了し、再発の防止を図りたい」としています。
<みんゆうNet 2021年3月18日 8時50分配信>より
県庁の駐車場は公共の場で、専有部ではありません。したがって、不特定の人間が簡単に入ることが出来る場所です。この公共の場所を守るという事はいろいろな問題があり、関係者以外を完全にシャットアウトすることは困難です。本来であれば、境界線を敷設し、物理的に外部と遮断し、不審者が立ち入れないようにすることが望ましいです。しかし現実問題駐車場を隔離するのは不可能です。そこで考えられる防犯対策は防犯カメラと照明という事になります。
車上荒らしは犯行時間も短く、5分以内でカーナビを持っていくぐらいは訳ないです。
防犯カメラは結局のところ事後処理中心となります。未然に防ぐには、犯罪対象物を置かないことと周囲から注目される事が大切です。音声での報知なども効果が見込めます。犯罪を起こしにくい環境を設計する事こそ最大の防犯対策となります。
カメラだけでは防げないというのが我々セキュリティハウスの考えです。
犯罪者の目線で、対象物を見ると様々なことが見えてきます。その上で、対策を立てることが大切です。セキュリティハウスは前項139店舗の防犯のプロ集団です。
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