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中外日報(平成30年12月19日)「遠隔から映像確認」

2018年12月20日

浄土真宗本願寺派光台寺

『中外日報(平成30年12月19日)『遠隔から映像確認』

熊本県多良木町は江戸時代、真宗を禁じた「相良藩」が治める「隠れ念仏」の地であった。禁制が解かれる1876(明治9)年まで、300年以上にわたって真宗信者への過酷な支配が続いた。同町の浄土真宗本願寺派光台寺は1903年、信仰の自由を喜ぶ門信徒の強い希望により、同県八代市から現在地に移転し建立された。

19(大正8)年には、歌人で同派仏教婦人会の運営において重責を担った九条武子さんが同寺を訪れ、短歌を残している。その際は126畳敷きの外陣を持つ本堂が、多良木町を含む球磨郡から訪れた門信徒で埋め尽くされたという。

同寺では過去に賽銭泥棒が発生したことなどがあり、2011年から監視カメラや赤外線センサーによる機械警備システムを採用している。同寺が運営母体となっている保育園の防犯システムを手掛けたセキュリティハウスSS(熊本市、大川慶時社長、村上佳且支店長)が施工を請け負った。

保育園では機械警備に切り替えたことで、以前の警備会社のシステムには無いメリットがあったという。導入コストは予想より低価格で、維持コストも抑えることができた。何より、監視カメラの映像が自分たちで確認できる点が大きかったという。

現在、寺にはスマートフォンなどで遠隔からリアルタイムで映像確認できる便利なシステムが構築されている。

同寺からは「侵入者が嫌がる場所に無駄なくカメラを設置してもらい感心している。赤外線センサーの誤作動も少ない」と高評価を得ている。

セキュリティハウスSSは、京都市山科区のセキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器専門ネットワークに加盟。ネットワークには現在、全国の140社が参加している。

問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。

写真説明
監視カメラを無駄なく要所に配置した光台寺