事件は4月21日夕方、群馬県内で起きました。目出し帽をかぶった3人組が、閑静な住宅街に現れました。すると、そのうちの1人が持ってきたトンカチのようなもので窓ガラスをたたき始めます。しかし、防犯ガラスだったため、なかなか割ることができません。それでも力強く何度もたたき続け、窓ガラスを破壊しました。窓の前に現れてから、わずか40秒で家の中へ侵入しました。
防犯カメラが次に窃盗犯を捕らえたのは、侵入から5分後でした。家から出てきた全身黒づくめの人物が持っているのは金庫。それを大胆にも放り投げました。侵入から6分後、今度は両手いっぱいのブランドバッグなどを持って出ていきます。さらに、その後ろからは大量の金品を抱えた青い服を着た人物が現れ、こちらも手際よく運び出します。放り投げた金庫もしっかりと回収。その後も、窃盗犯は大胆な犯行を続けます。
そこへ、買い物で出かけていたこの家に住む男性が帰宅してきました。男性に気づいた3人組がとった行動は、走ったまま柵へと飛び移り、あっという間に現場から姿を消してしまいます。
別の防犯カメラには、3人組の窃盗犯が黒い車で逃走していく様子を捉えていました。侵入からわずか8分間の出来事でした。
部屋は荒らされて、現金50万円にブランドバッグなどが盗まれ、被害額およそ300万円にも及びました。8分間に及ぶ窃盗劇の間、家の中には小学6年の男の子と1歳の赤ちゃんがいました。窃盗犯を目撃した男の子は「自分はもう怖くて何をしたらいいか分からないので、ずっと止まっていました。足が震えたまま...」
3人組が窓ガラスをたたいていたその時、小学6年の男の子と1歳の男児を抱いた祖母はリビングにいました。恐怖を感じた男の子と祖母は玄関の方に逃げました。窓ガラスを割り、家へと侵入してきた2人は現金などがある部屋へ向かいました。残る1人は玄関に向かい、子どもら3人が逃げないように見張り役をしていました。
窃盗犯を目撃した男の子は「玄関から逃げようとしてて、もし(犯人の)足が速くて捕まったら、もっとひどい目に遭わされそうかなって思って逃げずに見つかった」
警察は窃盗事件として、防犯カメラに写った3人組の人物の行方を追っています。
<YAHOOニュース4/27(火) 18:48配信>より
まるで映画のような大胆な犯行。家主の男性が買い物に出た僅かなすきを狙った犯行です。侵入経路も含め、計画的な犯行です。防犯カメラの映像も残っているので、犯人の逮捕はおそらくは、そんなに時間が掛かるものでは無いと思います。
しかし、鉢合わせをした男の子と祖母にけがはなかったものの、この恐怖の体験はトラウマになり、深く心に傷を負ったことだと思います。この傷は盗難に遭った金品の何十倍にもなるような大きな被害です。
そんな被害者を作らないこと、加害者を作らないことが真の意味での防犯です。
ガラスを割ろうと塀を乗り越えた時に警察官に見つかったらガラスも割られずに、逃げていたことでしょう。犯罪者も作らなかったことになります。まずは狙わせないという強い意志が大事です。
セキュリティハウスは狙わせない、入らせない、あきらめさせることで、犯罪被害に遭う可能性を極限まで低くします。ご相談はお気軽に。
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