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不法投棄で日本を汚さないで

世界遺産・仁和寺の境内にある霊場で、家電や家具などが大量に不法投棄されている問題で、京都市が監視カメラ4台を地元の住民グループに貸与し、投棄場所に設置しました。今後、新たにごみが捨てられれば、録画画像を確認して警察に通報します。



 境内北側の成就山(標高236メートル)にある御室八十八か所霊場では、数十年前から不法投棄が続いています。市道から捨てられたごみが斜面を転がり、参拝道近くでたまっているようです。


 市によると、カメラは市が全額負担し、3月26日に設置完了しました。半年の貸与ですが延長も可能との事です。24時間録画でき、約1週間保存されます。夜間でも車のナンバーが認識できる解像度を有しており、近くには「監視カメラ作動中」と書かれた看板も掲げました。


 仁和寺では毎月、地域のボランティアと清掃に取り組んでいます。仁和寺の務部長は「地元の協力に感謝しています。ごみを一掃し、憩いの場として霊場を残していきたい」と語りました。宇多野自治会連合会会長は「心ない不法投棄の抑止に期待したい」と話しました。

<読売新聞オンライン 2021年4月11日16:06配信>より



仁和寺の周囲には、著名な観光寺院が沢山あり、目の前を通る道路は開通したころは「観光道路」と呼ばれ、仁和寺、龍安寺、金閣寺をめぐるコースとして観光客に非常に人気の道です。
今現在は「きぬかけの路」と呼ばれ、昼間は多くの人たちが行き来しています。


仁和寺の北側の山手はあまり人通りもなく、夜間に不法投棄をしようと思えば、だれの目にも触れることなく投棄が出来そうな場所です。しかし、観光客が立ち入ることもある場所です。
もし、海外からの観光客が、仁和寺を見に来て、不法投棄された家具や家電を見た時に、どう思われるでしょうか。折角の観光が台無しになってしまいます。


不法投棄は犯罪です。不法投棄の対策が防犯カメラでいいのかは疑問ですが、歴史のあるこの地の周辺にごみを不法投棄するという事は、あまりにも自分勝手な行動だと思います。
不要なものは、きちんと手順を踏んで廃棄して欲しいです。
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