ツバメの巣を破壊したのは人だった、防犯カメラがとらえた一部始終
春先のこの時期、家の軒下などに見られる“ツバメの巣”。
その巣を何者かが破壊する心ない行為を防犯カメラが捉えていました。
発見した人: 「それはもうすごいショックでしたよ。まさか人の手によって壊されてるなんて思いもよらなかったので」
春の訪れとともに日本に帰ってくる、ツバメ。
今の時期は、子育ての真っ最中ですが“人の手で壊された”というのが、あろうことか、ツバメの巣だったのです。
現場となったのは大阪府・枚方市。深夜の駐車場には、5人の姿が・・・。
先頭を歩く人物は、角材のようなものを持っています。
くるりと1回転させると、建物に近づきます。
そこにあったのが、子育て中のツバメの巣だったのです。
上部を突き始めた次の瞬間、ツバメの巣が破壊され、落下。
慌てて避けた直後、猛ダッシュで逃げる様子もカメラはとらえていました。
発見した人: 「ここ5、6年は毎年のように帰ってきてくれているツバメなので、また今年も帰ってきてくれたなと思って見てました」
毎年見守り続けているというツバメ。巣を破壊され、無残な姿となっているのを発見した男性は・・・
発見した人: 「当初は許せない行為だなと思ったが、そういうことを平気でできるその子たちの気持ちが悲しいなと」
男性は、建物の軒先に巣の代わりに小さな箱を設置。ツバメはきょうも元気にしているそうです。
<5/24(火) 22:31配信 TBS NEWS DIG Powered by JNNより>
ツバメの巣が玄関の軒下にできて、毎年ツバメたちがやって来るのを楽しみにしている人がいます。
その一方、心ない行動をする人によって、意図的に巣が壊されるということが起こっています。
巣を壊した動機や目的は不明ですが、例えば駐車場に停めていた自動車にフンが落とされ腹を立てて追い払うために壊したのか、ただ単に面白半分に壊したのか。
いずれにせよ、その様子が防犯カメラにとらえられていました。
ツバメの巣を壊すこと自体は犯罪ではないでしょうが、動物愛護の精神には反する行為だと思いますし、第三者から見られたら恥ずべき行為なのは間違いないでしょう。
犯罪者ではなくともそのような映像が記録され、今回のように報道されることは認識しておくべきでしょう。
インターネットやSNSの発達により、様々な情報が一瞬で全世界に発信されます。
良いことや褒められることなら多くの人に称賛されますが、悪いことや恥ずべきことなら多くの人に非難され、炎上します。
そして、その情報はそこから削除したとしても、世界のどこかには永遠に残り続ける可能性があります。
防犯カメラの存在は、犯罪者にとっては恐ろしい武器ですが、普通に生活している人にとっては自分の身を守ってくれる頼りになる盾となり得ます。
防犯カメラを疎ましく感じる人は、やましい気持ちがあるからではないでしょうか。
そのような存在に自分がなってしまわないように、日々の行動には気を付けましょう。