イギリスの名門博物館の盗難事件について
イギリス・大英博物館の館長は、複数の収蔵品が盗まれた問題を受け、責任を取って辞任すると表明した。
大英博物館は8月16日、複数の収蔵品が紛失または破損していると発表し、職員1人を解雇したが、一部メディアによると、盗難などで紛失した収蔵品は、2,000点にのぼるとみられている。
この問題をめぐっては、大英博物館が2021年に盗難についての警告を受けていたものの、適切に対応しなかったと指摘されている。
これを受けて、大英博物館のフィッシャー館長は「失敗の責任は館長にある」として、辞任を表明した。
<YAHOOニュース2023年8月28日 16:39配信>より
大英博物館というと、世界最大の収蔵数を誇る、名実ともに世界最高の博物館です。その収蔵数は実に800万点を超え、フランスのルーブル美術館でも38万点といわれているので、いかに膨大な数を所蔵しているのかよくわかります。
今回盗まれたり、破損したりしているものは、展示しているのではなく、主に学術・研究も句歴に保管されていた、紀元前15世紀から期限19世紀のものだと発表しています。
これは、いわゆる人類の宝です。先人たちの文化、生活のすべてを知るための、貴重な遺産なのです。
調査を進めていくうちに判明しましたが、800万点の収蔵品について、すべてが目録化され、登録されているわけではないということです。
管理について、ずさんになってしまっていたことが露呈されました。このことから、防犯対策も十分ではなかったのではないでしょうか。
文化財が盗難に遭うというのは、高額で取引されるということが原因に一端にもなります。
日本でも文化財の盗難事件は後を絶たないです。
セキュリティハウスは、「次の世代へと文化・魂を継承していく為に守りたい。」と考えています。
文化財を守るにはこちらをご覧ください。