『中外日報(平成29年2月22日)「防犯ズームイン(30)』
富山市の曹洞宗法眼寺は2015年8月、新築して間もない本堂に防犯システムを導入した。近隣の同じ宗派の寺院が盗難被害にあったことがきっかけだった。導入の決め手は、自主機械警備システムの「入られないための対策」にあったという。
自主機械警備システムは、寺社に不法に侵入を企てる者を検知すると光や音などで威嚇し退出させる。窃盗犯は、犯行を実行する前に下見することが多い。拝観者には見えにくいように設置せれたシステムだが、侵入を企てる者にとっては脅威の存在となり、犯罪行為の抑止につながる。
また、見た目にも配慮し、配線不要の無線防犯システムを本堂に施工。ワイヤレスでネットワークを構築し美観を維持した。寺社の荘厳な雰囲気を損なわず、犯罪の抑止効果を高めた一例と言える。
施工したセキュリティハウステレ通(太田秀夫社長、富山市)は、京都市山科区のセキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器専門ネットワークに加盟。ネットワークには現在、全国の138社が参加している。
問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥075(584)6600∥まで。
(写真説明)
自主機械警備で「入られないための対策」をした本堂
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