『中外日報(平成28年11月30日)「システム導入後のフォロー 安全性と利便性さらに向上(27)』
横浜市港北区の天台宗金藏寺は、平安時代に第5代天台座主・智証大師円珍が創建したと伝えられる古刹である。賽銭の盗難被害をきっかけに、2008年から防犯システムを導入し、賽銭箱付近や駐車場などに防犯カメラを設置した。
14年にはカメラを高画質なものにリニューアルし、遠隔地からタブレットなどでもカメラの画像が確認できる「i-NEXT」システムを導入。翌15年には、「防犯コントローラ」を取り換えて利便性を高めた。
カメラをリニューアルしたきっかけは、08年から同寺の防犯システムを手掛けるセキュリティハウスコア(東京都中野区)の興梠高春・工事部長からの「画像がより鮮明になったカメラがありますよ」との提案。リニューアル後、内田大恵住職は、「本当にきれい」と驚き、満足しているという。
また、「防犯コントローラ」を取り換えたことで、ワイヤレスセンサーの電池切れがすぐに把握できるようになるなど、対処も素早くできるようになった。興梠氏は「作業に費やす時間が大幅に短縮された点も大きなメリット」と話している。
防犯システムを既に導入した寺社であっても、進化したシステムや機器を取り入れることで、より安全性や利便性を高めることができる。金藏寺のケースは導入後のフォローの大切さを示す好例といえそうだ。
セキュリティハウスコア(鶴井孝昭社長)は、京都市山科区のセキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器専門ネットワークに加盟。ネットワークには現在、全国の138社が参加している。
問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥075(584)6600∥まで
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