今年も寒くなってくる季節がやってきました。
日本の隣の国 中国は日本より北に位置する国ですから、この時期には暖房を使われる家庭が多くなってくるみたいです。日本とは違い、暖房用燃料に石炭などが多く、この石炭のばい煙が大気汚染PM2.5の問題を深刻化させているみたいです。
大気汚染が深刻になると人間の健康被害が大きな問題になりますが、その他にも犯罪被害も問題になってきます。
それは「監視カメラが使い物にならない」問題が発生してきているからです。
何故か?というと、大気汚染で監視カメラの視界に影響が出てきています。映像監視に影響が出てきてしまうと監視が出来ません。屋外を監視しても数メートル先までしか映像が映らない状況では、ズームレンズを搭載して離れた場所でも大きく映し出す機能があっても、被写体までの視界がよくないと無意味になってしまいます。
夜間の対策のように照明などで被写体を明るくするなどの対策とは違い、視界については補助装置を設置して対策することは出来ません。(大型扇風機で大気汚染物質を吹き飛ばすことなど現実的に出来ませんから。)
このような状況では、中国の大きな公園や広場・街頭などに設置されている監視カメラは大きな被害に見舞われているのではないかと思います。大問題ではないでしょうか?
結局は根本的な解決は大気汚染の対策を行い、空気を綺麗にして視界を確保するしか方法がありません。
何とも情けないです。
このように監視カメラは視界が確保されている場合には有効なセキュリティ機器になりますが、視界が悪いと目的の力を発揮することが出来ません。
日本でも大気汚染で視界が悪くなる状況と同じ環境を作り出して、犯罪行為を行う者が出てくるかもわかりません。
防犯や安全確保は1つの方法や対策だけではなく、複数のしくみが違うセキュリティ対策を行う必要があります。
是非とも監視カメラだけでなく、侵入警戒システムも合わせて考える必要があります。