HOME新着情報・展示会・メディア >中外日報(2019年7月31日)「感度良い炎センサー」

中外日報(2019年7月31日)「感度良い炎センサー」

2019年8月6日

八瀬に鎮座する九頭竜大社

中外日報(2019年7月31日)『感度良い炎センサー』

比叡山の西麓、八瀬に鎮座する九頭竜大社(京都市左京区)は、本殿の周りを9回まわって巡拝する珍しい作法「お千度」で知られる。同大社は1954年、開祖大西正治朗が祭神の九頭竜弁財天大神から「神託」を受け八瀬で発祥した。

昨年は開祖の没後30年に当たり、境内の修繕事業を実施し、その一環として雅楽殿の屋根瓦の葺き替えや壁の塗り替えが行われた。

本殿付近に位置し、神事の際に雅楽を演奏する場所として使われる雅楽殿には、修理後のより有意義な活用を念頭にこのたび、「炎センサー」が設置された。

同大社は2014年から防犯システムを活用し、本殿などに防犯カメラや炎センサーを順次導入している。本殿の炎センサーは、感度が良好で行事に応じて調整可能といい、雅楽殿への設置はその実績を踏まえたものだ。

施工したのはセキュリティハウスみやこ(京都市山科区、友田彰夫社長)。施工に当たり、少しでも広域で熱を検知できるよう念入りに設置場所を調整したという。

大西正浩・同大社執事は「センサーが良く検知してくれている。防犯体制を順次強化し、犯罪行為の抑止につなげたい」とシステムに信頼を置き、防犯意識の向上に努めているようだ。

同社は、京都市山科区のセキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器専門ネットワークに加盟。ネットワークには現在、全国の140社が参加している。

 問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで

写真説明
炎センサーを設置した雅楽殿と大西執事