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中外日報(平成29年3月29日)「広大な境内を監視 参拝者の安全確保」

2017年3月30日

大津市の天台寺門宗総本山園城寺

『中外日報(平成29年3月29日)「広大な境内を監視 参拝者の安全確保』

「三井寺」の通称で知られる天台寺門宗総本山園城寺(大津市)は、長等山の中腹に位置し、35万坪といわれる広大な寺域に、金堂をはじめとして西国第十四番札所の観音堂など多数の堂塔伽藍が並び建つ。また近江八景のひとつ「三井の晩鐘」でも広く知られている。

同寺は2014年・宗祖・智証大師円珍の生誕1200年記念事業のひとつとして文化財収蔵庫などを建造、併せて主要な堂舎に防犯カメラを設置して、防犯態勢を強化した。

広大な境内ながらも、効果的な警備体制を構築した。導入以降は賽銭泥棒をはじめとする犯罪行為が激減。また防犯カメラの画像を寺務所でリアルタイムあるいは録画で確認できることから、境内管理にも重宝しているという。境内の混雑の状況を確認したり、録画された画像を基に設置物の転倒・落下の原因を確認するなど、参拝者の安全確保という観点からも役立った。

福家俊彦執事長は「防犯カメラによって、抑止力が働いていると感じ、防犯システムに信頼を置いています。寺院としての厳かな雰囲気を維持しつつ、しっかりとした防犯態勢を整える。双方のバランスを取りながら対処しています」と話している。

施工した京都市山科区のセキュリティハウスみやこ(友田彰夫社長・総合防犯設備士)は、同区のセキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器専門ネットワークに加盟。ネットワークには現在、全国の138社が参加している。

問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥075(584)6600∥まで。

(写真説明)
西国十四番札所の観音堂。防犯システムにより、犯罪効果への抑止が働く