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4月11日、東京・日本橋高島屋で販売価格1000万円の純金茶碗が盗まれる事件が発生した。日本橋高島屋では10日から、本館8階の催事場で「大黄金展」が開催されたばかり(同月15日まで)。
複数の報道によれば、事件が発生したのは同日の午前11時40分ごろ。盗まれたのは、東京・浅草で100年以上続く工房の三代目である金工作家・石川光一氏の作品「抹茶茶碗」。防犯カメラには20~30代くらいのメガネをかけた男性が、プラスチックケースを取り外し、リュックサックに茶碗を入れて立ち去る姿が映っていたという。
「石川さんは東京都知事賞を受賞したこともある巨匠です。昨年1月には、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にゲスト出演もしていました。茶碗を持ち去った男性はグレーのトレーナーと黒いパンツを着用していたといい、警視庁は窃盗事件として行方を追っています。いっぽう茶碗が展示されていたケースは施錠がされておらず、茶碗がなくなったことに従業員が気付いたのは約20分後のことだったといいます」(社会部記者)
前代未聞の事件だが、ネットやSNSではケースが無施錠だったことを疑問視する声が上がっている。
《1000万円もするのに無施錠とか…》
《なぜ、そんな高価な商品を施錠して管理してないんだ…》
《まさかの純金の茶碗盗難?? セキュリティどうした??》
《盗った方がもちろん悪いけど無施錠とか危機感なさ過ぎじゃない?》
「大黄金展」は金の精錬から製作、販売、買取まで手がける株式会社SGCが主催し、金製品が1000点以上展示・即売されている。日本橋高島屋の公式サイトでは、《技を凝らした縁起のよい作品から仏具まで、貴重な輝きを多彩に取り揃えて販売いたします》と説明がなされていた。
その場で高価な金製品を購入できる展示会だが、果たしてセキュリティはどのようになっていたのだろうか? 本誌は同日の夕方、日本橋高島屋の担当者に話を聞いた。
まず展示品の陳列方法について問うと、「一部は特別展示のような鍵がかかる豪華なケースに入れていますが、その他の商品は基本的に販売員が接客しながらお客様に見てもらうようになっております。すぐに触って頂けるよう展示台に商品が置いてあり、透明のアクリルケースで蓋をしているような状況で、それ自体には鍵はかかっておりません」との説明だった。
会場については、「販売員が相当数いるので、基本的にはお客様と1対1のような形で接客し、すぐに商品を見ていただけるような状況にしてありました」とのこと。ただ事件発生当時は、会場に販売員が何人いたかは把握できていないという。
また「純金茶碗を盗んだとする男性を接客していた販売員はいたのか?」との質問には、「捜査中のため具体的なことはお答えできません」とのことだった。
明日以降も展示会は続くが、ケースに鍵をかけるなどセキュリティ強化をするかどうかについて聞くと、次のような答えが返ってきた。
「それ(ケース)はそのままです。ただ当然、具体的な詳細はお伝えできないのですが、警備体制は強化していくところでございます」
ケースに施錠をしないのは“接客を重んじる部分が大きい”との理由だったが、まずは盗まれた茶碗が無事に戻ってくることを願うばかりだ。
<YAHOOニュース2024年4月11日19:14配信>より
百貨店の催事場というのはたくさんの人でにぎわうという印象があります。
自分も時間があるときはフラット立ち寄って、ぐるぐる廻るのが好きです。
普段目にできないようなものや、近くにないようなグルメ等、貴重な体験ができるからです。
長蛇の列を作るなど、キャパオーバーの場合も見受けられます。人が多くなると、中にはマナーの悪いお客さんも交じってしまいます。
往々にして、店員の数が足らないという印象を受けることが多いです。
今回の事件については、即売も行っていたので、商品を倉庫からいちいち持ってくるとか、鍵付きのショーケースに入れるなど、利便性の悪い方法では、買気をそがれてしまい、売りにくくなるといったことからアクリルのケースをかぶせるだけの対応になったと思われます。
性善説が前提となっている、実に日本らしい対応だと思いましたサービスの質を上げるために、安全性を二の次にしてしまったのが原因となってしまいます。
犯罪者が存在しても、盗難対象になるものがないと、犯罪は発生しません。
犯罪機会論という考え方がこれに当たります。
犯罪をたくらむ人間、盗難される対象物、抑止力のある監視者の不在。この三つが、同一空間、同一時間に存在することによって犯罪が発生します。
防犯カメラは、証拠をとらえるためには必要ですが、リアルタイムで抑止力があるわけではありません。犯罪を防ぐということ、すなはち防犯ということは、犯罪の機会を作らないことです。
我々セキュリティハウスは、犯罪者の心理を読み解き、犯行に及ばない対策を講じます。
ご相談はお気軽に。
全国130以上の防犯専門チェーンが、お客様の安全を作るのをお手伝いいたします。
2023年度(2023年4月~2024年3月)の飲食店の倒産は、前年度比56.0%増の802件となり、2019年度(784件)を上回って過去最多となった。
業態別(11業態)にみると、最も多かったのは居酒屋を主体とする「酒場、ビヤホール」(207件)で、ラーメン店などの「中華料理店、その他の東洋料理店」(130件)、「西洋料理店」(90件)、「バー、キャバレー、ナイトクラブ」(72件)が続いた。深夜時間帯での営業店舗が多い「酒場、ビヤホール」と「バー、キャバレー、ナイトクラブ」を合わせると279件となり、飲食店全体の34.8%を占めた。「酒場、ビヤホール」と「中華料理店、その他の東洋料理店」の件数が過去最多となって全体を押し上げたほか、コロナが発生した2020年度以降の4年間では11業態中7業態で最多となった。都道府県別でみると、東京(129件)、大阪(95件)、兵庫(72件)などで多く、上位5都府県で全体の50.4%を占めた。
コロナ前の2019年度に784件にまで増えた飲食店の倒産は、コロナ禍でのゼロゼロ融資や休業・時短営業に伴う協力金などによって、2022年度は514件にまで抑制された。一方、コロナが収束に向かい多くの飲食店が賑わうようになったものの、2022年度以降の光熱費や各種食材の価格高騰、人手不足の深刻化、賃上げ対応など新たな経営課題が噴出し、採算が確保できずに事業継続を断念する事業者が急増している。
<YAHOOニュース2024年4月4日15:00配信>より
個人的に思うのは、コロナ禍後は、コロナ以前と比較にならないほど外食、特に飲酒を伴う食事に行かなくなりました。緊急事態宣言が発令された頃は、そもそも飲食店も閉まっていたし、他人と一緒に食事することが「悪」とみなされていました。
そんな生活に慣れきってしまい、飲酒する場合は自宅で、所謂「宅呑み」が一般的でした。そのうち飲酒する回数も減り、アフターコロナに突入したと同時頃、値上げラッシュもあり、尚の事コロナ前に戻る事はなくなりました。外食も原材料の高騰、人手不足、光熱費の値上げ、家賃の値上げなどなど経費を含めた原価が上昇し、提供価格を値上げせざるを得ません。
こうなると悪循環で、家計が苦しくなる→割高な外食は避けるという図式になり、ますますお店から客足は遠のいてしまいます。
原価の高騰に加えて、来客数の減少、しいては売り上げの減少、またまた補助金の打ち切りにより資金繰りの悪化となることが予想されます。
人手不足により、少人数で店舗を運営しなければならず、万引きや無銭飲食の被害も増えています。弱り目に祟り目とはこのことではないでしょうか。
そうなると事業を継続していく上での資金もさることながら、経営のモチベーションも低下してしまいます。
セキュリティハウスは、安心・安全を提供することで、事業の継続を応援していきます。
セキュリティは防犯のみならず、人員不足を補うためにもきっとお役立ていただけます。
例えば、防犯カメラ。
防犯カメラというと、盗難被害に遭った時に証拠として犯人逮捕に役立つものです。
それだけでなく、お店作りにも役立ちます。
飲食店での使用例は、店内での様子を厨房から見渡すことができます。店舗の込み具合なども一目瞭然です。インターネットを接続することで、仕入れなど外出中に店内の様子をスマートフォンで確認することも出来ます。サービス向上に最適です。
まずはお気軽にご相談ください。
全国ネットワーク防犯専門チェーンにお任せください。
日本中央競馬会(JRA)の騎手武豊さん(55)が、京都市左京区にある自宅からバッグや高級腕時計などを盗まれる被害に遭っていたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。被害額は数百万円規模に上る可能性もあり、京都府警が窃盗事件として捜査している。
京都府警によると、3月23日午後11時ごろ~24日午前5時ごろ、武さんの自宅からトートバッグなど22点(被害額75万円相当)が盗まれたという。このほかにも貴金属類が盗まれており、被害品の特定を進めている。武さんは腕時計のコレクターとしても知られている。
<YAHOOニュース2024年4月4日11:54配信>より
以前人気プロボクサーが試合中に空き巣に入られたという事件もありました。
その時は生放送で試合が放映されていたので、自宅にはいないことがハッキリと分かっていました。
時計は特にコレクターも多く、換金しやすいためにターゲットになりやすいです。
貴金属も持ち出すときにかさばらず、高額被害になりやすいので、同様に狙われてしまいます。
ブランド品などは、世界的に価格が高騰しており、中古市場でも高額な取引が行われています。
今回の事件では、複数の防犯カメラに映像が残っており、窃盗団の犯行が疑われています。
犯人逮捕には、防犯カメラが非常に役立ちます。
しかし、盗まれたことが記録されていても盗品が帰ってくるかどうかというと、犯人逮捕されても手元に帰ってくる可能性は低いです。
では、盗まれないためにはどうすればよいのでしょうか?
当たり前ですが、空き巣に入られなければよいのです。
空き巣に入らせないためにはどうすればよいのか?
それは、犯罪者に狙わせなければいいのです。
空き巣犯が一番嫌うもの、それは…
逮捕されることです。
犯罪者は下見をしてから犯行に及びます。
その時に、「ここに侵入すると捕まるかもしれない」と思わせることで、犯行のターゲットから外すのです。
カメラで撮影している、ということが分かれば躊躇しますが、顔をかくしてしまうと無効となります。
警察に連絡されることで逮捕される確率が上がってしまいます。
犯罪者は暗闇を好みます。
なぜなら、人目に付きにくいからです。
人目が集まれば、犯行を見られる可能性があるからです。
したがって、明るくして、周囲から目につくようにするのです。
また、音が鳴ると、人間は音のなる方を注目します。
セキュリティハウスは、犯罪者の心理を読み解き、犯罪者の嫌がる事こそ一番の抑止力であり、狙わせないという一番の「防犯対策」を得意としています。
カメラだけでは防ぐことができません。
ご相談はお気軽に。
認知症やその疑いがある高齢者が徘徊(はいかい)し、行方不明になるケースが増加し、社会問題となっている。高齢化が進む中、長崎県では高齢者の5人に1人が認知症患者という推計もあり、「今後、事案の件数が減ることはない」(県警)。徘徊者の早期発見に向け、認知症への理解促進や「地域の目」の重要性が高まっている。
見守りの「目」を増やそうと、街中で徘徊する認知症患者に対応する訓練が各地域で開かれている。長崎市大浦地域包括支援センターは今月上旬、地域住民らを対象に「ひとり歩き見守り模擬訓練」を実施した。
「寒かですね」「おうちはどこですか」。参加者はグループになって徘徊する高齢者役に向かって、優しく声をかけた。高齢者役は「わからん」「よかと」と繰り返し、会話がなかなか成立しない。けがをしないよう安全な場所に誘導し、110番通報。警察官の質問に答えていく形で場所や高齢者の特徴を伝えた。
訓練とはいえ、現場には緊張感が漂い、参加者から「(訓練でも)声かけは勇気がいる」「(徘徊者が)怒りっぽい人だったらできるかどうか」「声をかける側が不審に思われないか」と心配する声が相次いだ。
認知症の人が尊厳や希望を持って暮らせる共生社会の実現を目的とした認知症基本法が今年1月に施行。国や自治体が対策に取り組む責務や、国民が認知症の正しい知識を深めることなどが盛り込まれた。
今回の訓練に先立ち、同センター職員らが認知症について説明。患者に接する際は、▽驚かせない▽急がせない▽自尊心を傷つけない-の三つの「ない」を意識し、声をかけるポイントとして、後ろから声をかけないことや、相手に目線を合わせて優しい口調で話すことなどを挙げた。
警察庁のまとめによると、2022年に認知症やその疑いがあり、警察に行方不明者として届け出があったのは全国で過去最多の延べ1万8709人と、この10年で倍増。長崎県警への届け出は82人だった。
大浦地域包括支援センターの対象地域でも、▽バスに乗車後、行き先がわからなくなる▽道路の真ん中をフラフラと歩いている▽散歩に出て帰ってこない-といったケースが起きているという。
県警人身安全・少年課によると、行方不明の届け出に至らない通報までの統計はないが、県内各地で対応件数は増えている。各署員だけでは人手が足りず、本部から派遣して対応するケースもしばしば。捜索している最中に別の通報が入ってくることもあるという。
同課は「救える命を増やすため、異変を感じたら躊躇(ちゅうちょ)せず110番通報してほしい」と早期通報への協力を呼びかける。さらに、児童虐待相談件数が増加する背景の一つに、社会的関心の高まりがあることに触れ、「認知症の徘徊問題も関心が高まり、地域の“目”が増えることを期待したい」としている。
<YAHOOニュース2024年3月15日11:30配信>より
令和3年度の日本における高齢者の割合は29%と過去最高を更新し続けています。2025年にはこの割合も30%になると予想されています。
増え続ける高齢者の中でも、認知症の割合も増えています。そして認知症、もしくは認知症の疑いがある人の行方不明者も過去最多を更新し、1万8千人以上となっています。
今後もおそらくは増えていくであろうと予測されています。
このような取り組みを推進することで、認知症を患って徘徊された方の身の安全を守ることが可能となり、最悪の状況を回避することができます。とはいえ、見知らぬ人に声をかける、なんてことは、そんな簡単な事柄ではありません。訓練することによって、自然とできるようになってくると思います。
地域の中でみんながそういった意識をもつことが大切なのです。また、街頭防犯カメラも地域の目としてきっと役に立ちます。
そもそも高齢者とはおおむね65歳以上を指します。しかし、現在65歳から69歳の人の就業率は50%を超えています。自分の身の回りを見渡しても、65歳は決して高齢者ではないという感覚です。大型バイクにまたがり、音楽を楽しんだり、おしゃれを楽しんだり等、高齢者というには若すぎます。
定年の年齢も引き上げられ、働く場所も増えています。また、人口自体が減少しているので、慢性的な人手不足の問題も解消となるのではないでしょうか。
きょう午前11時すぎ、和歌山県串本町の民間初のロケット発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げられたロケット。発射直後に空中で爆発しました。5度の延期を経て、ようやく飛び立ったロケットに一体何が起きたのでしょうか。
日本初の「民間ロケット発射場」からのロケット打ち上げ。和歌山県串本町の発射場からおよそ2キロの場所に設置された見学会場には朝からおよそ700人が集まりました。
「絶対に飛んでほしいです!民間初!和歌山!和歌山にもっと輝きを!みんなの願いが詰まっています」
観光名所・橋杭岩でも…
「(Q.きょうは橋杭岩とロケットのコラボを見られる?)すごく楽しみ。早く(打ち)上がってくれないかなと」
地元の期待も高まる中、5度の延期を経て、ようやく打ち上げられたロケット。しかし、発射5秒後にロケットは爆発し、打ち上げは失敗に終わりました。
和歌山県串本町にベンチャー企業「スペースワン」が開設したロケット発射場「スペースポート紀伊」。民間としては日本初の発射場で、人工衛星を安価かつ高頻度で宇宙に送り届けられる「宇宙宅配便サービス」の確立に向け、6年前から小型ロケット「カイロス」の打ち上げ準備を進めてきました。
2021年度中の打ち上げを目指していたものの、部品調達が遅れるなどして4度延期され、先週土曜日の打ち上げも、設定されていた警戒海域に船が残っていたことから、きょうに持ち越しとなっていました。
今回の打ち上げには政府の小型人工衛星が搭載されていましたが、宇宙に運ぶことはできませんでした。
打ち上げ失敗の原因は何だったのか?会見を開いたスペースワンは…
スペースワン 豊田正和 社長
「皆さんの期待に十分にお応えできなかった。深くおわび申し上げます。リフトオフ(発射)して5秒後に飛行中断の措置が取られた。原因は対策本部が調査中」
ロケットは「飛行中断措置」で爆発したと明らかにしましたが、原因は「調査中」としています。
日本初の民間ロケット発射場から宇宙へ。その挑戦は今後も続けられるということです。
<YAHOOニュース2024年3月13日18:24配信>より
期待していただけに残念でなりません。第一報を聞いたときに思ったことは、「やっぱり、宇宙ロケットを打ち上げるということは難しい事なんだ」ということです。
丁度一日前に、宇宙飛行士の古川さんが、約半年の任務を終え、宇宙から地球に帰ってきたところでした。これまでにももちろん打ち上げに失敗したロケットは数多くありましたが、それよりも成功の数が多く、なんとなく、成功が当たり前なのかな?なんて安易に考えていました。
しかし、ニュースなどの映像を見るたびに、大きな爆発とともに、堕ちていくロケットの機体と、燃え盛る墜落物による大規模な火災が、とんでもなく困難な挑戦を行ったものだと認識するようになりました。
事後のインタビューでスペースワンの豊田社長がおっしゃった一言がとても印象的でした。
「我々としては失敗という言葉は使いません。新しい挑戦だととらえている」
不具合の原因を究明し、一日も早く宇宙に到達するロケットを見せてほしいと思います。
震災後、被災地では空き巣や置き引きなどの犯罪が相次いで確認されています。警察庁の露木康浩長官は20日、石川県輪島市を訪れ最前線で活動する警察官を激励したほか現地の防犯対策などを視察しました。
警察庁の露木長官は20日、輪島警察署を訪れ、最前線で防犯活動に当たっている警察官を激励しました。
今回の地震では石川県内の6つの警察署と2つの分庁舎、それに65の駐在所と9つの交番が被害を受けています。
また、露木長官は、小坂裕輪島署長から、再度の復旧・復興のメッセージを県民に送るため2007年の能登半島地震後に作られた垂れ幕を庁舎に再び掲げたことを伝えられました。
この後、露木長官は、大規模な火災が発生した輪島市中心部の輪島朝市周辺を訪れ、被害状況を確認しました。輪島朝市周辺では、地震後に発生した火災でおよそ240棟が焼け、これまでに9人の死亡が確認されています。
このほか露木長官は避難所を訪れ被災地で設置が進む防犯カメラの運用を視察しました。警察庁は、2次避難などで住民がいない家屋での空き巣被害や、避難所での置き引きなどを防ぐため、防犯カメラの設置を進めています。
今月16日までに県内では珠洲市で187台、輪島市で167台、能登町で116台など合わせて662台が設置されていて、今後1000台に増やして活用する予定です。
住民は…
「見回りしてほしい。家が周りの人がいないので」
「スマートフォンで家の中で写真を撮っている人を通報したことがある。疑ってかかってしまう」
県内では空き巣や避難所での置き引きなど震災に便乗した犯罪が49件発生していて、警察は、パトカーおよそ100台・300人態勢で被災地のパトロールを続けています。
<YAHOOニュース2024年2月20日21:59配信>より
地震や台風などの自然災害が起こった際に、被災地での火事場泥棒という行為は卑劣で劣悪な犯罪行為だと思います。家屋の損壊などで困窮している被災者の方々にとっては、どれだけ心細い状態なのか、そこへもってきて空き巣や詐欺といった犯罪に巻き込まれるということは、立ち上がれないほどの精神的なダメージを受けてしまいます。
防犯カメラが設置され、少しでも犯罪の抑止になれば復興の役に立ちます。防犯カメラだけでなく、現在までに延べ5万人の警察官が全国から捜索救助や犯罪抑止のパトロールを実施しています。
現地の方々だけでなく、全国各地からボランティアの応援も復興に一生懸命になっています。これ以上復興の邪魔をしないで欲しいと思います。
防犯カメラに一部始終記録されるも…
東京都内のトレーディングカード店に22日未明、2人組が押し入り、ポケモンカード数百枚を盗み逃走した。
防犯カメラが犯行の様子をとらえていた。
男2人はバールでドアをこじ開けて侵入し、約2分半の間にショーケースを割って商品を盗んだという。
防犯カメラの映像には、2人組がショーケースを破壊し、次々とカードを袋に入れていく様子が映っている。
午前3時半ごろ、中野区新井のトレーディングカード店に2人組が押し入り、ポケモンカード数百枚を盗んで逃走した。
店によると、盗まれたカードは1枚50万円以上のものもあり、被害額は数百万円にのぼるという。
都内では、ポケモンカードを狙った同様の事件が発生していて、警視庁は関連を含め捜査している。
<YAHOOニュース2023年12月22日19:33配信>より
調べてみると、ポケモンカードは世界的に価格が高騰しており、1枚5億円以上もの値が付くようなカードも存在しています。
背景には、沢山のコレクターが存在しており、市場に出ているカードの需要が高まってきているようです。一時期レアなカードを、メーカーが再生産するなど、価格調整を行ったこともありましたが、ここ数年再び入手困難な状態になってきました。
したがって、全国各地で盗難被害が後を絶ちません。盗まれたものは、再度いろいろな場所で取引され、さらに価格を上げていくようになります。
トレーディングカード店は、手軽に営業を始められるかもしれませんが防犯対策は必須です。
盗難のニュースが流れる中、建物や扉、窓などの建具が脆弱なところが多いように感じます。
防犯対策もそれほど取られているとは思えないです。
その代わりと言っては何ですが、必ず窃盗犯に盗まれる映像はあるようです。防犯カメラが犯人逮捕の助けにはなりますが、狙われない対策を先に行うべきところだと思います。
複数個のカギ、強化した建具(ドアやシャッター)防犯センサー、威嚇警報機器があってこそ、泥棒に狙われにくい環境づくりになります。
防犯カメラだけでは犯罪は防げません!
12月12日、東京・池袋のスマホ買い取り店で、スマホが盗まれました。窃盗の瞬間を防犯カメラが捉えていました。
店内にあるブースに座る男。その目の前では、店員が隣のブースに積まれた白い箱を移動させています。男は隣のブースをじっと見つめ、店員が背を向けた次の瞬間、横のブースに手を伸ばし白い箱を手に取ると、上着の内側に入れました。スマホが盗まれた瞬間です。
天井の別のカメラは、箱をつかみ取る手が一瞬の隙をついて、懐にいれる瞬間を捉えていました。
被害にあったのは、東京・池袋のスマホ買い取り店です。
買取・マネージャー
「(男が)中古スマホの買い取りに持ってきていて、査定が完了した後に隣に置いてある新品のiPhone15を隣のレジからとって」
店によると、男はスマホを売りに来た客だといいます。盗まれた白い箱には、12万円相当のiPhoneの最新機種が入っていたということです。
記者
「どうやって気づいた?」
買取・マネージャー
「棚卸しといって、前日の買い取った数と当日の在庫の数が合うかを比較したときに、一個少ないということで判明」
さらに…
買取・マネージャー
「調べたら、一度だけ過去にきたことがあるお客様で」
また、男は査定の際、店側に身分証を提出していましたが、本人のものではない可能性があるということです。そして、男はスマホを盗んだ後、自分のスマホを売った代金12万6000円まで受け取り、店を後にしたということです。
店は被害届を提出し、警視庁が窃盗事件として男の行方を追っています。
<YAHOOニュース2023年12月19日22:46配信>より
買取店の店内には、複数台の防犯カメラが設置されており、犯行の一部始終がハッキリと記録されていました。
隠しカメラではなく、見た目もカメラと分かるような形状のカメラが取り付けてあるにもかかわらず、大胆な手口で窃盗をはたらきました。
身分証明書も本人のものではないということは、最初から盗むつもりでやって来たのでしょう。
記録映像には、顔もばっちり映っていたようです。それでもリスクを冒し、10数万円のスマートフォンを盗むというのは、あまりにも効率が悪いような気がします。
おそらくは、店員も、そのようなことを考え油断していたのではないでしょうか。
また、身分証明書も本人ではないものを使用しても、買取は成立するということにも驚きました。
お客様の利便性を重視するあまりに、ちゃんとしたチェックができなかったのではないでしょうか。
いくら高性能のカメラがたくさん設置されたとしても、結局のところは盗難に遭ってしまっては、意味がありません。世の中の人すべてが悪いことをするというわけではないでしょうが、リスクを考えて行動をしなければこのような犯罪は行われてしまいます。
盗難を働いた犯人が一番悪いのですが、犯罪を起こしにくい環境を作ることが、最大の防犯対策になるのです。カメラだけでは犯罪は防げません。
犯罪者を作らないためにも、本当の防犯対策を!
コロナ禍に於いて増えた無人販売のお店。古くは、野菜を畑の近くで陳列して料金箱を置くというスタイル。近年、冷凍技術が進み、焼肉、餃子、だけにとどまらず、ラーメンなどの食材のお店も増えてきました。人を介せずに支払いができるので、コロナ禍では感染防止対策として注目を集めていました。
しかし、毎日のように無人販売店舗での盗難被害が記事になっています。
有人店舗での万引きの場合は、お金に困っているわけではなく、スリルを味わいたいという理由で犯行に至るケースもあります。ニュースになっている無人店舗での万引きは、お金がなくて盗んだという人が圧倒的に多いように感じます。
お金がないけど、お腹がすいた。美味しそうな食べ物が置いてあるが、誰もいないお店。つい出来心で盗んでしまう。
といったところでしょう。最初は悪いと思っていても捕まらないと、ついつい盗んでしまう。どんどんエスカレートし盗む商品が増えてくる、といった流れになっているような気がします。
人間の欲求には5段階あるとアメリカの心理学者マズローが提唱しています。いわゆる「マズローの法則」です。
この欲求はピラミッド型を形成しており、第1が「生理的欲求」次いで「安全欲求」「社会的欲求」「承認(尊敬」
「自己実現の欲求」の順となっています。「生理的欲求」は生きていくために必要な欲求で、三大欲求(食欲、睡眠欲、性欲)
です。
基本的には、それぞれの欲求が満たされると、次の段階に欲が出てきます。
お腹がすいたという生理的欲求が満たされると、次に、身体的安全、経済的安定、健康などなど、身の回りの安全を確保したいという欲求が出てきます。
金品を盗むのではなく、食品に手をかけるという犯罪は、生理的欲求を満たすために行われているもので、その他の窃盗と質が違うもののような気がします。この手の犯罪をなくすには、「生理的欲求」が満たされた状態にすることです。
と、言っても、お腹がすいていない人がお店に来ても商品を購入することはありません。お金を支払って食べ物を手に入れることができる
人だけをお店に入れるという必要があります。そうでなければ、「気が向いた人だけお金を払ってください」といっているのと同じことになってしまいます。
24時間商品が手に入る無人店舗は、利便性を追求するあまり、安全性の補完ができていません。
店員がいることで、「お金を払わなければならない」という当たり前のことに疑問を持つ人はいません。誰も見ていないということで自制心のタガが外れてしまうものです。
犯罪企図者と、盗難対象物、抑止力のある監視者の不在。この三つが同一空間、同一時間に発生すると犯罪が行われるというのが、防犯環境設計の考え方です。
防犯カメラがこれだけ設置され、ニュースにも映像が流れているのにもかかわらず、一向に盗難は収まりません。最近では自動追尾という機能を持った、人が動くとその向きにカメラが回転するような、いわゆるAIカメラが付いていることを認識したにもかかわらず、盗難が発生したという事件もありました。
と、いうことは、防犯カメラだけでは「抑止力のある監視者」にはなり得ないということです。
ということは、お店に入る前に会員登録をして、電子マネーで精算をする仕組みでないと、店舗の運営は難しいのではないでしょうか。ただし、そうなると、わざわざ店舗に行かなくても、宅配やサービスや、ネットショッピングで事足りてしまいます。
いずれにしても、無人販売店舗というのは、経費削減したいという店舗側の思惑が大きく、利用者としてもメリットがあまり感じられないと思ってしまいます。
また、どひえもんという冷凍食品用の自販機の登場で、なお一層運営が難しくなると思います。
コロナ禍という今までなかった特殊な時期に、外食ができないとう不満を満たすための策で、急速に店舗が増加したのは理解できます。しかし、コロナが明け、外食も自由になった今、この無人店舗という形式はニーズが減ってきていると言えます。
農家の方が、少々形が悪く、市場に出回らないので、畑の横に並べて販売する形式は、捨てるのはもったいないので、食べてもらった方がいいだろう、という発想のもとから生まれたものだと聞きます。
結論、そういった食材でなければ、難しいのではないかと思います。
1年の世相を表す「今年の漢字」に「税」が選ばれた。京都市東山区の清水寺で12日、日本漢字能力検定協会(同区)が発表した。
生活に直結する増税、減税の動向に注目が集まった1年。国民の期待や不安が錯そうした。2014年以来2度目。
2位は「暑」。3位は「戦」だった。
今年の漢字」は1995年に始まった師走の恒例イベントで、今年が29回目。昨年はロシアのウクライナ侵攻や、北朝鮮による相次ぐミサイル発射があり「戦」が選ばれていた。
<YAHOOニュース2023年12月12日 14:05配信>より
インボイス制度が導入されたのも記憶に新しく、その影響も少なからず今年の漢字に反映されたのではないでしょうか。2014年に消費税が5パーセントから8パーセントに上がったときにも「税」が今年の漢字に選ばれました。
そして2位が「暑」。
今夏の厳しい暑さを持っても、税に対する負担の大きさが勝ったということでしょうか。
しかし、今年の夏の暑さは異次元でした。しかも、11月になっても12月になっても過去最高気温を更新し続けています。年末に向けては、急激に寒気が入ってき、さむくなるという予想が出ています。寒暖差による体調不良に気を付けたいものです。
そして昨年1位だった「戦」です。ロシアによるウクライナ侵攻はまだ終末が見えていません。
また今年に入ってパレスチナ問題が激化し、子供を含む多くの人々の死が報道されています。
戦争はいけないものだと、みんな分かっているはずなのに、始まってしまうと終わりが見えなくなってしまいます。戦争を始めるのは簡単、終わらせるのは難しい。だからこそ、戦争は絶対に始めてはいけない。
たった三文字ですが、今年一年を十分に表しているのもであると感じました。いずれにしてもよい1年とは言えなかったですね。来年こそはみんなが平和で、安心して過ごせる良い世の中に、良い一年にしていきたいです。
そのためにも、犯罪を起こさせない環境づくりにセキュリティハウスが役立ちたいと思います。